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永遠の妖精が眠る村

このごろ10年先の日本がどうなっているのか、考えるだけで嫌になる。残念な展望しか見えないからだ。

私はこれまでアメリカでもヨーロッパでも中国、韓国から着の身着のままで、より良い暮らしを求めて、生き延びるためだけに移民してきた人々にであってきた。当然、手に職がなければ移住先でも社会の底辺で必死に働いても、這い上がるのは大変な事であろうとは想像にかたくない事だった。

でも日本人には他人事だったろうし、そんな国ではないと信じていた日本人は幸せだった。しかし、これからは日本人が彼らのような運命をたどる順番が巡ってくるのだ。自国を捨てざるえない未来が来ない事を切に祈るのだけど、無駄かな。



こんな時は美しい思い出でもたどろう。


2月20日、スイスはローザンヌ近くにある寄宿校を見に行った。

飛行機でストックホルムからジュネーブへ。約2時間。そこから電車に乗り換えてローザンヌへ。

ローザンヌ駅。
ローザンヌ駅構内

ローザンヌ駅正面
ローザンヌ駅

到着したのが日曜日だったのだが、デパートも含めてほとんどの店が閉まっていたので困った。スウェーデン以上に日曜の休日をしっかり休む街だった。こうやって休むのは大事な事だと思う。自分が休みたいなら、お互いの休みの権利も認め、多少の不便も分かち合わなきゃね。

駅裏の地下鉄駅からレマン湖を望む。
ローザンヌ1

ローザンヌ、レマン湖畔。このそばのレストランで夕食をとり、翌日、Monte Rosa寄宿校へ
ローザンヌ2

Monte Rosa寄宿校。小学生高学年から高校生が寮生活をおくり学ぶ。小規模寄宿校。
Monete Rosa

息子はウインタープログラムでもっぱらスキーを楽しんだようだ。どんなもんだか、見学も兼ねて行かせてみたのだけど、スウェーデンのRödaberg skolanの方がずっとよかった。わざわざ行かせる価値を感じなかった。小中学生で親元から離れて、世界各国からの子弟が学んでいるようだが、ストレスもおおいみたい。当然と言えば当然だが。

たった2週間の滞在だったけれど、息子の人生でもっとも多くのいたずら、嫌がらせをうけてきた。教職員はとても親切で優しかったのが救いだったのだけれど、生徒をコントロールできてない印象だな。そりゃそうだよね。長期滞在子弟は世界中から裕福な子弟がきているのだから、いいお客さんだもの。私立寄宿校の限界を見た感じ。

寄宿校へ行かせるなら自我がしっかりしてくる高校生位からが良いのかもね。幻想を抱いていた親にも良い薬になった。息子のRödaberg skolanがいかに素晴らしい学校かというのを再認識したのも良かった。


さて、ローザンヌの近くにTrosnazトロシュナ村がある。ここには未だに日本でも大人気の女優が永久の眠りについている。オードリヘップバーンに会いに行ったのだ。

トロシュナ駅
トロシュナ駅

ここから、女優さんのお墓を目指していくのだけど、どちらに行ったらいいのかわからない。たまたま、通りかかったおばさんに話しかける。ちなみにこの界隈は全く英語はダメ。でもオードリヘップバーンというだけで、同じような日本人が多いらしく、親切に行き方を教えてくれた(笑)。

駅の坂を上がった道路を左にまがり、遠くに見える坂を登っていく。
村方面へ

坂をあがっていくと、辺り一面にワイン畑がひろがる。登りきった所で道がわからなくなったので、バス停にいた初老のご婦人に道を尋ねた。やっぱり英語はだめで、「オードリヘップバーン」の一言だけで道を教えてくれた。
ワイン畑

ご婦人は英語ができないのでフランス語で一生懸命説明してくれる。こちらはフランス語など全然、わからないのだが、身振り手ぶりとスウェーデン語と似た単語を聞き取りつつ、なんとなくカンを駆使して会話をする(笑)。

でも業を煮やしたご婦人が、案内してあげると、バス待ちをやめて道案内をしてくれた。村の中心にある一番大きな建物?の郵便局へ。右手が郵便局。「いい、この交差点を左に行くとオードリの家があります。まっすぐいくとロンドがでてくるから、それをまっすぐ行ってね。そうすると教会があるからね。」と地図を書いて教えてくれた。
 でもロンド、ロンド、ロンドってなんだ?と思いながらきいていたのだが、地図をみてラウンドだとわかった。あ~サークル交差点の事か。。この親切なご婦人のおかげで、何とかオードリが晩年をすごした邸宅とお墓にたどり着くことが出来た。
村の交差点

オードリヘップバーンは引退後、人から逃れるようにこの小さな村ですごしたのは、このような親切な人々に安心を覚えたのかもしれないな。

交差点を左にまがったところ。村の女の子が通り過ぎていった。
私邸への道

晩年をすごした邸宅。現在はオードリ家とは無関係の方のおうち。
終の住処

邸宅を見た後は元の交差点に戻ってからお墓の方へ行った。ラウンド交差点を抜け、お墓の方へ歩いているはずなのだが、見当たらない。ちょっと困っていたら、バスが通りかかり、先ほどのご婦人が窓からわざわざなんか叫んで指を指して教えてくれた。こちらが気恥ずかしくなるほど親切だ。ありがとう、おばあちゃん。

指先の方を見ると、小さい丘の上に本当に小さい墓苑があった。小さすぎて気づかなかったのだ。
お墓

墓苑から見下ろした村の光景。夏は菜の花がいっぱいにひろがるらしい。この日は冬なので寂しい光景だが。
お墓から

オードリの眠るお墓。今も、ファンが訪れる。この日もお墓の上にファンレターがおかれていた。それには「今もあなたは最高の女優です」とかいてあった。
オードリーのお墓
オードリーのお墓

生きておれば母よりも高齢の80歳のおばあちゃん。なのに映画では今も色あせないかわいらしさ。特に昼下がりの情事Love in the afternoonでオードリが演じたアリアーヌが好き。うちのかぁちゃんにちょっと似ているから。もちろん、性格が、ですよ。

もう一つはオードリのミュージカルFunny faceも楽しい。特に主役の3人が歌う「ボンジュール、パリ」のシーンが好き。パリに行くと浮かれてしまう気持ちがよく歌われている。

映画や芸術は美しい物を永久に伝え、楽しませてくれる。

でも、美しい日本、正直で礼儀正しく、思いやりある親切な日本人が映画でしか見れなくなる時が来るとしたら、いやだなぁ。 
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プロフィール

ドクトル硝子

Author:ドクトル硝子
2007年よりスウェーデンで働いています。趣味はカーリングとウインドサーフィン、そして旅。のんびり、まっすぐ、仲良く生きるのが好きです。Lagomとはスウェーデン語で”程よい加減””中庸”な感じ。程よい生き方ってなんでしょう?
Välkommen hos Doktor Glass blog. Jag är japansk som jobbar i Sverige. Jag skulle kunna skriva om japansk ämne på svenska. Jag letar efter ett lagom liv. Jag gillar mycket om glass (o^。^o).

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